クロスボーダーライフをサポートする

クロスボーダー生活者がアメリカで亡くなることも当然あります。そんなときに家族に迷惑がかからないように、アメリカの遺言、プロベート、トラストの仕組みを理解しましょう。今回から、数回にわけて説明したいと思います。

  • 人が亡くなったらーアメリカのケース

一人の人がお亡くなりになられたら、まずはその人が所有していた資産をリストして、次にその資産を分配する作業に入ります。ここで、「早い者勝ち」の仕組みになっていたら、簡単に想像できますが大混乱に陥ります。そこで長い歴史のなかで、考えてきた仕組みがあるわけです。その仕組みは一定の秩序での分配を目的としており、この法的な仕組みを総称して、プロベートと呼びます。

プロベートとは日本語で遺産検認作業と訳されます。このプロベートに対応する資産は、実は限られています。具体的には、共同所有(Joint Ownership)である家、金融資産や、自身の死亡時に自動的に所有権が移動するように設定されている資産、例えばBeneficiary(受取人が指定されている資産)や、Dealth on Transfer(死亡時の所有権移動)が設定されている資産は、プロベートの対象にはなりません。

  • 遺書を見つける

次に行うのが、遺書を探す、確定するです。アメリカでは遺書を隠したり、廃棄したりすることは多くの州では違法とされているそうです。クロスボーダー生活者としては注意したいですね。ですから、オリジナルの遺書を数通作成して、第三者である弁護士に預けておくのも、なくなるリスクを考えてのことかもしれません。

  • プロベート作業の開始

遺書が確定できたら、その遺書を死亡した人がパーマネントアドレスとして居住していた州にあるプロベートコートに提出して、正当な遺書であることを認めてもらいます。そして、次のステップに入るわけです。

もし遺書がなくてお亡くなりになった場合はどうなると思いますか? 死亡された人の希望がわからない場合は、その場合は居住していた州の法律で配偶者や子供(あるいは孫に)遺産が配分されるのです。州によりその配分先と比率は違うと思います。

次回は引き続きこのプロベートのプロセスを段階を追って説明する予定です。

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