米国と中国間に貿易戦争が起きております。現在協議自体は再開される予定ですが、これまでに両国はそれぞれ340億ドル相当の関税を課しています。さらにこの紛争には160億ドルのさらなる火種があります、最悪の場合は、課税が2000億ドルに及ぶ脅威があると言われています。

このため多くの企業では原材料と輸送費が急騰しています。また労働力不足は、従業員の賃金が上昇を引き起こすだけでなく、残業、従業員の離職、トレーニング費用の上昇、生産性の低下を引き起こすなどの大混乱を招いています。

このような場合、商品の値上げは常に多くの企業が最初に考える解決策です。私がお勧めするのはEフォーカスの包括的アプローチを使用する事です。解決策を考えるだけでなく、その結果をモニターしていく事も大事です。以下が私どもの提案になります。

  • 製品ごとの粗利率を検証する事、何処で改善に繋げられるのかを捜します。 価格の上昇を避けられない場合に、どの製品が強いブランド・ロイヤルティを持つのかを特定します。
  • 労働と生産性の効率において、継続的な改善に結びつく新たなオペレーションに焦点をあて案を考えます。
  • サプライヤーとの料金を固定できるような契約交渉を試みます。
  • 在庫などで購入された商品への支払いなどが遅くなっていないかどうか、取引条件を監視します。
  • 商品価格と併せて在庫を確認し、適当であると判断できれば価格上昇前の在庫の一括購入を検討してください。在庫のアイテムは、古い在庫から出していくよう管理してください。販売価格の上昇は原価の上昇と同時に発生していき粗利水準を保てます。
  • お客様とのコミュニケーションは必須です。なぜ価格上昇するのかを説明してください。第三者からの価格上昇レポートなどを添付する事で、可視性を提供する事ができます。また、顧客が受け入れる様な条件を提示できるように考えましょう。

毎月経営陣と確認を要する業績測定システムを設置して、全てのビジネスの測定基準を監視し続けることが不可欠なのです。

CDHのエグゼクティブフォーカスは貴社のビジネス管理と運用管理の監視に役立つ優れたソリューションです。組織内の透明性を提供する視覚ツールであり、ビジネス内の全ての部門をよりよく理解できるようにしてリーダーの人たちが経営知識を身に着ける事ができます。

これをどのように現実化させるのでしょうか?

  • 組織の機能全体を表す独自のビジネス指標を作成します。
  • 効率性と付加価値機能を明確に反映した主要業績評価指標(KPI)に焦点を当てます。
  • 毎月の管理チームミーティングを促進し、結果の傾向と関係に焦点を当てつつ議論し、継続的な改善の文化を御社にて推進します。

マット・ワースは会計およびコンサルティング会社であるCDHのシニア・コンサルティング・マネジャーです。マットは20年以上に渡り、非公開企業のコンサルティングに貢献してきた経験と実績があります。

CDHのエクゼクティブフォーカスは経営、管理者が業績を向上させるためのプロセス、手段、サポートを提供いたします。また、ビジネスの傾向、関連性、目標達成の原動力を識別する事のできる独自のグラフィックパッケージを設計いたします。継続的な改善を促し、収益を向上させる成果を生み出すシステムです。

 

マットはミルウォーキー大学の経営学士、米国公認会計士を取得しています。