フィル・ランプナーノ

すべての物事には賛成・反対両方の意見がつきものですが、会計アウトソーシングも例外ではありません。ある人達がなぜアウトソーシングを使わないのか、そしてその人たちがどうしてアウトソーシングを使うべきなのかに触れてみましょう。

費用が高い

アウトソーシング会社に頼むと費用が高い。それは時には本当です。予算が限られる中小企業は、会計業務に付帯的なアシスタンスがあれば有益だと分かりつつも、財務上無責任な負担になると思い込み、アウトソーシングを除外してしまいます。でも真実は、アウトソーシングの方が時にフルタイムまたはパートタイムの従業員や高額なコンサルタントを雇うよりも安くおさまることがあります。その上、かかるコストも予測可能で管理しやすいため、予算を立てやすくなります。すべてのビジネス投資に言えることですが、結果的にROI(投資対効果)が高ければコストは十分に正当化できるのです。

必要がない

自分の会社は規模が小さすぎるので、または社内の会計チームがすでに可能な限り効率的にやっているのでアウトソーシングは必要ないと結論づけている企業があります。でもこういうところこそがアウトソーシングを利用すべきだと絶対的に反論させていただきます。リソースに限りがある中小企業は自社の持つすべてを中核的目的に集中させなければなりません。ルーティン的または労働集約的な会計作業をアウトソースすることで、ビジネスにとってもっと重要な部分への財政的思考に時間を確保することができます。優秀な社内会計チームがある場合でも同様です。彼らの才能をビジネスパフォーマンスの向上や作戦のために活用できるところを、どうして給与計算プロセスのような基本的な業務に費やすのですか?

分裂的である

会計処理を部分的または全面的に外部者にまかせるのは不安だということは十分に理解できます。経理担当者はワークフロー制御やデータアクセス権を明け渡すことを懸念します。さらには、みな自分達の職を奪われて失業するのではないか、または社外チームと一緒に仕事をすることで会計が混乱に陥るのではないかと心配します。よいアウトソーシング会社はこれらの懸念を理解し、サービスがわかりやすく、シームレスに結合するように努めています。いかなる場合でもアウトソーシングの存在は経理部署のゴールに向けて補完することが目的であり、すでに機能していることを差し替えることではないのです。

不完全である

前述のポイントとは逆に、企業は自分達の会計ニーズは多岐にわたり、複雑で、特化的であるので、どんなアウトソーシング会社も満足な仕事はできないだろうと切り捨ててしてしまいます。繰り返しますが、良いアウトソーシング会社は顧客のニーズに適応できるように尽力します。それはつまり、顧客の要求に完璧に応えられるように多種多様な会計の才能を揃えた人材リストを形成することです。不完全とはほど遠く、有能な会計アウトソーシングとはオンデマンドで必要なものを正確に手に入れることなのです。

アウトソーシングは大きな決断であり、決して軽く決めるべきではありません。アウトソーシングの実態をよく知る人達から話をよく聞くまでは決定しない方がいいでしょう。貴社のニーズやアウトソーシングのサービス内容について無料相談をご希望の方はCDH会計事務所までご連絡ください。