米国賃貸物件の損益予想の作り方

クロスボーダーライフをサポートする   米国に住み、実際に一軒家を賃貸しているものとして、また米国公認会計士として賃貸物件の損益予想つまりシミュレーションの作り方を解説します。 大きなステップは3つあります。   1. 減価償却費の予想 一軒屋の場合、減価償却の対象になる建物部分とそれ以外の土地の金額をまず確定させます。IRSはこの方法についてのガイダンスはほとんどありません。ただし参考になる資料もあります。固定資産のビルや、Appraisalです。...

米国居住用不動産を相続税なしで子供に移す方法

クロスボーダーライフをサポートする   帰国時に居住用の不動産、つまり自分たちが住んできた家をどうするかは悩むポイントのひとつです。今回は、(1)販売する、(2)賃貸する、(3)贈与するの3つの選択肢のキーポイントを説明して、かつ利点、欠点を比較検討したいと思います。贈与するのが一番税務的には有利な方法だと思いますので、その点を最後にケーススタディで事例を使い復習をしたいと思います。   ( 1 ) 販売する...

商用あるいは投資用不動産のキャピタルゲインを繰延する方法 クロスボーダー生活者がトクする税務知識

例えば、上記のAがコストが$250,000として、$300,000の市場価値があるときに、販売したら$50,000のキャピタルゲインが生じます。課税対象のゲインです。このゲインを繰延つまり先延ばしにする方法を説明します。なお不動産は商用あるいは投資用不動産に限られます。 「ライクカインド・エクスチェンジ」別名「Section 1031」と呼ばれる税法です。 Section...

米国非居住者が米国不動産を販売する際の源泉ルール クロスボーダー生活者がトクする税務知識

外国人や、外国の企業が米国の不動産を販売する場合に、IRSに一定の税金を源泉されるルールについて説明します。これはForeign Investment in Real Property Tax Act (FIRPTA)という法律に基づいています。 具体的にご説明しましょう。もし$1,500,000で販売された不動産があったとします。その場合に売り手に入る現金をシミュレーションしてみます。数字は源泉金額以外は仮定の数字です。 販売価格 $1,500,000 販売手数料 (75,000) エスクロー費用 (7,000) エクササイズ税...

投資や賃貸目的の不動産の所有形態を簡単に理解する!

投資や賃貸目的の不動産の所有形態を簡単に理解する! 永住権者のトクする税務知識 6/17/2020 投資目的で不動産を取得するときに、その所有形態でお悩みになりませんか?この分野は弁護士さんの分野あり、税金の分野あり、クロスボーダーの知識も必要と実は大変複雑で一度で簡単に理解することができません。しかし、難しい内容を簡単にご説明するのが我々プロの責任です。今回はこの難しいテーマにチャレンジしてみました。 個人所有 個人所有が一番手軽で、簡単です。費用もかかりません。主要ポイントは、上記の表を参考にしてください。Form...

アメリカの賃貸用不動産と日米相続のルール

永住権者のトクする税務知識 アメリカに駐在する機会があって、たまたま良い家があったので賃貸用に購入された。そんな場合に国境を越えて、二国の税制まで考えたうえの相続までを考える人はあまりいません。しかし現実にはこのクロスボーダーの税制の違いは大変大きな影響を与えます。駐在されて不動産を購入されて、日本に戻る人も多いでしょうし、なかには永住権を取られて米国に滞在し続ける人も多数おります。 そこで今回は、米国にある賃貸物件の相続にかかわる日米の税制について大きく説明したいと思います。...

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