法人税申告書に重要な日―C Corporation

法人税申告書の作成を会計事務所に依頼していると、だいたい四半期ごとくらいに「納税してくださいね。」という連絡が来るのではないでしょうか。 会計事務所が言う金額を言われる期日までに納税しているが、いったい自分は何を支払っているんだろうと疑問に思いながらも言われたことを言われた通りにやっている方も多いのではないかと思います。 日系企業のお客様に多い法人タイプのC Corporationの法人税の納税と申告について説明いたします。 連邦税のタイムライン 法人税申告・納税で重要な期日が年に5回あります。...

親の金融口座に自分の名義を簡単に入れるな

クロスボーダーライフをサポートする 父親でも母親でも、米国に銀行口座や投資口座などの金融口座をお持ちの場合があると思います。誰でも齢を取りますので、読者の方が親に自分を口座の共同名義人にさせてくれとお願いすることは、あるいは、そのように親が考えることは往々にしてあります。特に親がその米国口座を子供に相続してもらいたい場合は、この傾向はさらに強くなります。この記事ではそのリスクについて、説明したいと思います。...

永住権放棄―3のチェックポイント

クロスボーダーライフをサポートする 永住権放棄に関して、絶対に知ってもらいたい3の知識を今回の記事で紹介し、簡単な説明を加えました。 米国に残す金融口座の帰国前のチェック 米国に銀行口座や投資口座を残す場合は、永住権放棄後も口座を維持できるのか、口座から引き出した際に、その金額を日本の金融口座まで送金してくれるのか、最後に日本から口座のリモートでのコントロールが可能かを、しっかり確認してください。...

米国最高裁の判決は、FBAR罰金272万ドルではなく5万ドル

日本の銀行口座や証券口座などの残高を米国税務申告時に報告する、通称FBARという申告書に関連する取り締まりは厳しく、正しく申告されていない場合のペナルティも非常に厳しいです。このブログでも過去に2回取り上げたBittnerのケース、最高裁での判決が下されました。このケースは、もともとテキサス州地裁でFBAR罰金5万ドルという判決が出たのですが、その後、テキサス州を管轄する第5巡回控訴裁では罰金272万ドルと言い渡され、それが最高裁へ行き、下された判決は、罰金5万ドル。つまり、FBARのペナルティは保有している金融口座数ではなく、申告漏...

US Taxと日本の親からのサポート

クロスボーダーライフをサポートする 私もそうでした。日本に住む親からの金銭的サポートを受けたのです。もうアメリカに40年近く住んでいますので、自分の経験とUS TAXの両面から考えて、日本の親から受けるサポートについて、5つのアドバイスを差し上げます。 親と共同で不動産を所有しない Jointの保有や、Tenancy in...