将来日本帰国予定の人・401(k)等利用時の失敗例

クロスボーダーライフをサポートする 401(k)に代表される米国のEmployer Sponsored Retirement Saving Planに関して、将来日本帰国予定の人が犯す間違いを今回は5点説明します。中には避けることができる間違いもありあすが、できないものもあります。また一部の人にしか適応されないルールもあります。それらを整理しながら説明します。帰国される方は、永住権を放棄されると想定して、このブログを作成しています。その点をお忘れなく。 不可避の間違い 帰国後にリタイアメント口座の内訳を変えるのは不可...

米国政府と日本の金融機関との情報交換を理解する

米国は、米国市民やグリーンカード保持者、そして米国居住者の海外における金融活動を追跡することを重視しています。そのための重要なツールの一つが、FBARとして知られる外国銀行・金融口座報告書(Foreign Bank and Financial Accounts Report)であります。本稿では、FBARの微妙なニュアンス、情報交換の仕組み、特に日米間でどのようなプロセスが展開されるのかについて掘り下げます。 FBARの基本 FBARとは何か: FBARとは、外国銀行・金融口座報告書のことです。Report of Foreign...

現在予想信用損失(Current Expected Credit Losses)について

米国財務会計基準審議会(FASB)は2016年に現在予想信用損失(Current Expected Credit Loss, 以下「CECL」という)会計ルールを公表しました。このルールは2022年12月15日以降開始事業年度(暦年の場合は2023年1月1日)から適用となります。このルールは銀行や金融機関の財務諸表に大きな影響を与えますが、売掛金や貸付金などがあるすべての会社にも適用されます。では、CECLとはどのようなルールなのでしょうか?今回は新ルール、CECLが売掛金に与える影響について主に説明させていただきます。...

所得税が払えない!

もし期限までに所得税を支払えなくてもパニックに陥る必要はありません。 IRS は納税義務を果たすために役立ついくつかのオプションを提供しています。 納税者は、たとえ税額全額を支払えない場合でも、4 月 15日の期限までに確定申告書を提出するか、IRS.gov/extension で提出期限の6か月延長をリクエストすることが重要です。 そうすることで、申告漏れによるペナルティを回避することができます。   この延長は確定申告の提出期限にのみ適用され、支払い期限には適用されません。...