12月にできる税金対策~豊かな新年を迎えるために

12月は、多くの税金対策にとって実質的に最後のチャンスとなる月です。自身の税務状況を最適化するというプロアクティブな行動をとりましょう。来年以降の「お金の健康」にむけたアクションです。まずは、自分のPaycheckを見直してみましょう。そして、あなたの投資成績を見直しましょう。あなたの収入と支出を調整する最後のチャンスです。今年中に控除を早めたり、逆に来年に所得を繰り延べしたりすることで課税所得のバランスをとることができるかもしれません。新年を豊かにストレスなく迎えるために、この年末の時間を税金対策にあてましょう。...

新年からできる節税 3つのステップ

新しい年のスタートです。新年から自分の税金対策もスタートさせましょう。資産形成のためには税金と真剣にお付き合いしていくことが重要です。新年の抱負に次の3ステップを取り入れて楽観的に、お金にまつわる喜びのある一年にしてください  ステップ1:振り返って自分を褒める この記事が発行される現在、前年分の確定申告書がまだ提出されていないため、2年前の確定申告書を確認します。 たとえば、現在 2024 年 1 月で、2023 年の納税申告書をまだ提出していない時期ですので、2022 課税年度の確定申告書を見てみます。...

Form 1099とForm 1042申告について注意しておきたいポイント

新年明けましておめでとうございます。『一月往ぬる二月逃げる三月去る』という慣用句があるように、新年があけて数カ月はあっという間に過ぎてしまいます。今回はこの数カ月の間に申告期日を迎えるForm 1099とForm 1042についてお話したいと思います。これらの書類は『Information Return』と位置付けられ、確定申告のように税金を算出するものではありません。Form 1099もForm 1042も、支払いの受領者の所得を、支払者側がInternal Revenue Service(IRS,...

Qualified Charitable Distributions: 慈善団体に寄付で非課税

70 歳半以上の個人は、毎年最大 10 万ドルを適格慈善分配 (QCD) として収入から除外できる場合があります。但し、QCD はIRA 所有者であるあなたに一度分配してからではなく、IRA から適格な慈善団体に直接支払われなければなりません。 <条件1> 慈善団体への QCD の分配が行われる時点で、納税者は 70 歳半以上である必要があります。 2022 年の SECURE 2.0 法では、QCD を作成する資格のある 70 歳半の年齢は変更されませんでした。QCD...

米国では未成年でもFBAR申告が必要?

米国のFBAR(Foreign Bank and Financial Accounts Report、外国の銀行及び金融口座報告)は、アメリカ合衆国の市民や(米国税法上の)居住者が外国(米国外)の金融機関に持つ口座について、一定の基準を満たす場合に報告する義務がある制度です。このFBARの規定は、未成年者にも適用される点が重要です。...