12月は、多くの税金対策にとって実質的に最後のチャンスとなる月です。自身の税務状況を最適化するというプロアクティブな行動をとりましょう。来年以降の「お金の健康」にむけたアクションです。まずは、自分のPaycheckを見直してみましょう。そして、あなたの投資成績を見直しましょう。あなたの収入と支出を調整する最後のチャンスです。今年中に控除を早めたり、逆に来年に所得を繰り延べしたりすることで課税所得のバランスをとることができるかもしれません。新年を豊かにストレスなく迎えるために、この年末の時間を税金対策にあてましょう。

以下に、自身の財務状況に合わせて検討すべきポイントを紹介します。ひとつひとつを個々にとらえるのではなく、全体として最適化をすることが鍵です:

1.控除(Deduction)と税額控除(Credit)を最大化する

課税対象所得から差し引く控除(Deduction)と、税額を算出した後に税金から直接税金を減額できる税額控除(Credit)。この二つを最大化する手を打つことを検討しましょう。

典型例は慈善寄付です。年末までに行われた慈善寄付は今年の税金から控除することができます。親戚家族へのホリデーギフトにあわせて、慈善団体へのギフトも考慮に入れます。標準控除、項目別控除の仕組みを理解し、最適な方法を考えましょう。

2.退職金口座への拠出を最大化する

401(k)やIRAなどの退職金口座をお持ちの方は、12月はいちねんの最後の調整チャンスです。拠出を最大限にすることで課税を減らし、退職貯蓄を増やすことができます。場合によっては、拠出額を控除することができ、長期的な経済的安全性を確保しながらすぐに税金を軽減することができます。

3.Tax-Loss Harvestingを利用する

投資家は12月をタックス・ロス・ハーベスティング‘に利用し、キャピタルゲイン課税を相殺するために価値が下がった資産を売却する戦略をとる場合があります。この戦略は、税負担を減らしながらポートフォリオのバランスを調整することができます。自身の投資成績と照らし合わせて検討しましょう。

4.税法改正に注目する

税法は頻繁に改正されます。12月に計画を立てることで、このような変更にスムーズに対応できるようになります。新しい税法や、既存の税法の変更を理解することで、より多くの情報に基づいた意思決定を行うことができます。これが大切です。

すでにIRSから発表されている2024年の情報は下記を含みます:

  • インフレを調整するために2024年の連邦税の引き上げが行われた(Tax Brackets)
  • 標準控除額は夫婦合算申告の場合は29,200ドル、独身納税者の場合は14,600ドルへ増加する(Standard Deduction)
  • 高所得者向けの代替最低税免除額の引き上げ (AMT/Alternative Minimum Tax)
  • 富裕層被相続人の遺産への基礎控除額を61ミリオンドルへ引き上げ(Estate Tax)
  • 贈与に対する年間除外額を18,000ドルへ引き上げ(Gift Tax)
  • 米国外勤労所得の控除額FEITCの引き上げ(Foreign Earned Income Tax Credit)
  • FSA (Flexible Spending Account) への拠出額を3,200ドルへ引き上げ。未使用額の繰越が認められるカフェテリアプランの場合、繰越額の上限は640ドルへ引き上げ。
  • 養子縁組に許可される最大控除額の引き上げ (Adoption Credit)

 

5.2023年度の確定申告に向けて準備する

上記のようなポイントを念頭に、自身の財務状況を振り返り必要な手を打ちつつ、できる限り年内に来年の税務申告に必要な書類を整理しておけば、実際の税務申告時期をスムーズで効率よく過ごすことができるでしょう。

最後に

12月を税務最適化の月として自身の時間を活用してください。財務計画を調整し、来るべき変化に備え、豊かな新年を迎えるための土台を整えることができます。まさに、年度の終わりと新年度の始まりを意味する「年末年始」を、自身のお金の健康を見直し未来を形作るためにどんどん意思決定をして進みましょう。

参考:

IRS 26 CFR 601.602 : Tax forms and instructions. https://www.irs.gov/pub/irs-drop/rp-23-34.pdf

IRS provides tax inflation adjustments for tax year 2024 https://www.irs.gov/newsroom/irs-provides-tax-inflation-adjustments-for-tax-year-2024

 

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