固定資産の棚卸

在庫の棚卸は毎年されているかと思いますが、固定資産の棚卸はされておられますでしょうか?固定資産管理の一部として固定資産の棚卸を行うことは非常に重要です。しかし、固定資産の棚卸が行われていなかったために、正しい調整を入れておらず、固定資産を処分しようとした際、固定資産台帳にその固定資産が見つかないということもあり得ます。今回は固定資産の棚卸を行う目的と方法についてお話させていただきたいと思います。 固定資産の棚卸を行う目的 固定資産の棚卸の目的は主に下記となります。 1)保有する固定資産の正確な把握...

FSA (Flexible Spending Account) とアマゾンのFSA STORE

2023年の幕開けで、Healthcare FSAもスタート。FSAアカウントをお持ちの方は、今年中にコミットした金額を使い切らなければなりません。このアメリカの税制優遇は、自己管理と計画性があればとても有利に働いてくれる制度ですが、使い切れずに終わってしまったり、もっと高額に設定しておいて節税すればよかった・・などと、なかなか使いこなすのが難しいと思う人が多いようです。そんな方に活用していただきたいAmazon FSA SHOPをご紹介します。 1.毎年30億ドルが没収されている 「使うか失うか (“use if or lose...

Charitable Remainder Trust (CRT) の仕組み

クロスボーダーライフをサポートする Charitable Remainder Trust (CRT)を使い、節税ができます。今回はその仕組みをわかりやすく説明します。CRTは、自身の財産をIrrevocable Trust (取り消し不可能信託)に寄付して、存命中は、Distributionを受け、自身が死亡したときに、希望する慈善団体に寄付できる仕組みで、IRSが認めている多くの合法的な節税の仕組みを利用できるものです。3つの側面で、CRTの仕組みを説明します。 信託を作り、自身の財産を寄付...

日本の年金をアメリカに報告していない場合の対応

アメリカ国外にある銀行口座や証券口座を持つアメリカ居住の日本人が、その残高や口座番号をアメリカ当局に報告しなければならないFBAR (Foreign Bank Account Report)という申告があることは徐々に周知されつつありますが、日本で受け取っている日本の年金をアメリカ当局へ報告しなければならないことはまだまだ認識されていないようにみえます。このような所得の未申告に関してはどのように対応すればよいのでしょう? 1.時効にあわせ過去にさかのぼり申告...

プラグイン式電気駆動自動車のクレジット:Clean Vehicle Tax Credit

納税者は、使用またはリースのために購入した新しい適格な車両ごとに控除を請求できますが、控除を受領した後の再販はできません。 クレジット額の範囲は、2,500 ドルから 7,500 ドルです。 車両の事業用使用割合に起因するクレジットの部分は、納税者の一般事業クレジットの一部として扱われます。残りは、通常の税金と AMT (IRC Sec. 30D) の両方を相殺できる返金不可の個人クレジットとして扱われます。 参考:Thomson Reuters 1040 Quickfinder Form 8936...