販売業務に関する内部統制について

販売業務とは、企業が商品やサービスを顧客に提供することで、売上を計上し、代金を回収するという業務です。販売というと商品を販売するまでと考えがちかもしれませんが、売掛金を回収することができて初めて販売業務が終わると考えていただくことが重要です。企業の収益の源泉は売上ですので販売業務は企業にとって中心となる業務です。販売業務は、大きく受注プロセスと与信管理プロセスの流れがあり、主に下記となります。 受注 商品の出荷 顧客への代金請求 代金回収 各プロセスにおける内部統制で重要な点とは下記となります。 受注プロセス...

アメリカを離れるときはReentry Permitの手続きを

Source : https://www.uscis.gov/sites/default/files/document/forms/i-131.pdf コロナがきっかけで日本に一時帰国をしたがそのままアメリカへ戻れなくなり、それ以来ずっと日本に居住している永住権保持者もいらっしゃるでしょう。中にはReentry Permit(再入国許可)を取得して帰った人もいれば、そうでない人もいるかもしれません。永住権保持者であっても、アメリカを長期留守にすると永住権失効のリスクが伴います。永住権保持者、別名A Lawful Permanent...

米国相続手続きを避ける方法

クロスボーダーライフをサポートする プロベートという言葉を聞かれたことある人もいるでしょう。プロベートとは、日本語で遺産検認作業と言います。今回は、このプロベートを避ける方法について説明します。参考にさせていただいた本は、酒井ひとみ弁護士が書かれた章ですが、本の題名は、「財産を減らさない分散管理のポイント100」財経詳報社です。わかりやすく書かれた名著だと思います。ぜひご購入してみてください。 プロベートがどうして大変なのか? 酒井先生は以下のようにまとめています。 時間がかかる 弁護士費用などの費用が高額化する...

永住権放棄時期を計画する

クロスボーダーライフをサポートする 永住権をいつ放棄されるかについて、今回は3つの側面から考えたいと思います。 永住権放棄のプロセス日 永住権の放棄は、I-407の書類に記入、署名、日付を付けて、自身のグリーンカードを同封して、日本から送付します。ここでやっかいなのが、いつ永住権を放棄したのを米国政府が認めてくれたのかが、米国政府の通知でしかわからない点です。以前のUSCISのWebsite[i]には、送付してから30日から60日と記載されていたのですが、現在は見当たりません。コロナの影響を受けているかもしれません。...